30代の妊活ブログ【うさこママ日記】

36歳、2歳の子育て中のママです。多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)が原因で不妊治療をしていたときの記録と 二人目希望のため再び始まる不妊治療の日々についての日記です。

クロミッドが効かないときは他の治療法もあります

クロミッドが効かないときは他の治療法もあります

クロミッドは優秀な薬ですが効果がないことも・・・

 

クロミッドが登場した頃(1968年)は画期的な排卵誘発薬でした。

それまでの排卵誘発といえば注射で女性ホルモンを注入するものでした。

 

しかも副作用のリスクが高く危険なものでした。それが飲み薬だけで排卵誘発ができる、外からホルモン剤を入れるのではなく自力で女性ホルモン(エストロゲン)を増やすことができる安全な薬として広く使われています。

もちろんクロミッドにも副作用がありますが、その副作用を補って余りあるメリットがあったのです。

 

しかし排卵障害のあるすべての女性がクロミッドを排卵が復活するとは限りません。

効果がない理由は様々ですがクロミッドが効かなくてリセットせざるを得ないことも度々起こります。

なぜクロミッドに効果がないことがあるのでしょうか。

 

クロミッドが効かない原因は?どんな人が効かないの?

 

クロミッドが効かない理由は様々です。

そもそも卵巣に卵子予備軍がいない

 

無排卵でクロミッドが効かないことは珍しくありませんが、卵子が残っていなければ排卵はできません。

クロミッドはエストロゲンを増やして卵巣の中にいる卵子予備軍を卵子にまで育てるのを助ける薬です。

 

育てる卵がなければクロミッドでも打つ手はありません。

極端に卵子予備軍の数が少ないときも自力でエストロゲンを増やすことが難しくなります。

エストロゲンは卵子を包むゆりかご、卵胞から分泌されるからです。

 

クロミッドの量が足りない

 

病院によりますが、クロミッドの服用は1日1錠から始まります。

しかし1錠では効果が出ずに卵胞が育たないことも珍しくありません。

2錠に増やしたら卵胞が育った!ということもあるので、まずは薬の増量を試みます。

 

▼もっと詳しく知りたいときはこちらの記事をクリック▼

クロミッドを飲んでも排卵しない!?排卵が早まる?遅れるのはなぜ?

 

多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)でクロミッドが効かないケースも

 

多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)とは卵巣の中の卵子予備軍が多すぎて卵胞が育ちにくい体質のことです。

体内の男性ホルモンが多すぎる女性が発症しやすく、肥満やインスリンに反応しにくい糖尿病リスクが高い方に起こりやすいことが知られています。

 

月経周期が月日を経るごとにどんどん長くなっていくのも特徴です。

PCOSの方でも軽度の症状ならクロミッドでも十分に排卵が促せます。

 

しかしクロミッドでも効果が見られないときは他の治療法やダイエットなどで改善します。

軽度の糖尿病患者に処方されるメトホルミンという薬を併用するとPCOSが改善しやすいことが分かっています。

排卵誘発治療でのメトホルミン投与は自費になりますが、メトホルミンも歴史のある薬で薬価が低くジェネリック医薬品が複数あります。

 

クロミッドが効かない場合はほかの治療法があります。ガッカリせずに別の方法にチャレンジしましょう。

 

▼もっと詳しく知りたいときはこちらの記事をクリック▼

 クロミッドでも排卵できない?!PCOS(多嚢胞性卵巣症候群)とは 

 

初めは効いていたのに・・・クロミッドが効かなくなった理由は?

 

初めはクロミッドがよく効いていたけどだんだんと利かなくなった、効いたり効かなかったりすることもあります。

身体がクロミッドの刺激に慣れてしまい、少々の刺激では反応しなくなるからと考えられます。

 

初めてジェットコースターに乗ったときは怖くて仕方なかったけど何度も乗り続けるとやがて余裕が生まれ、スリルを楽しめるようになります。

脳の視床下部も何度も刺激を受けると慣れてしまうことは十分にありえます。この場合はどうすればよいのでしょうか。

 

そもそもクロミッドは長期間使い続ける薬ではありません。

連続6周期以上は使用禁止で使うたびに子宮内膜が薄くなってしまうリスクもあります。

 

だんだんとクロミッドが効かなくなったのはクロミッド卒業のサインかもしれません。

最近はクロミッド以外の経口薬も誕生しています。他の薬や治療法に切り替えることも検討してみましょう。

 

クロミッドで卵胞が育たないときは、まずは増量

 

クロミッド1錠では効かないケースでも2錠、3錠に増やしたら排卵できることはよくあります。

 

クロミッド1錠では刺激が弱すぎて卵胞が育たないことがあります。

クロミッドを使っているのに育たない!という場合はまず薬を増やします。

 

クロミッドからほかの治療法へ次のステップを踏む前に試みられることが多く、結果が出ることもあります。

効果が出る代わりに卵巣が腫れ上がるなどのリスクも上がり、慎重に服用しなければいけません。

 

▼もっと詳しく知りたいときはこちらの記事をクリック▼

クロミッドを追加投与したり増量すると妊娠しやすくなるの?

 

ポスト・クロミッド?乳がん治療薬のフェマーラは優れた排卵誘発剤

 

ここ数年で不妊治療の病院ではクロミッドからフェマーラという薬に切り替えるケースが増えています。

クロミッドが効かないならフェマーラという方針の病院もあるほどです。

フェマーラとはどんな薬でしょうか。

 

乳がん治療薬のフェマーラに排卵誘発の効果が発見される

 

フェマーラは本来は乳がん再発を防ぐ薬です。フェマーラは成分の名前で薬の製品名は「レトロゾール」と呼びます。

フェマーラもクロミッドと同じ作用をする薬です。

 

脳の視床下部という場所に働きかけて(騙して)卵胞形成ホルモンを抑制する働きがあります。

卵胞形成ホルモンのエストロジオールとはエストロゲンの元になる物質で、これがなければエストロゲンは作れません。

 

エストロジオールが減ると視床下部は卵巣に「たくさんエストロジオールを作れ」と指令して分泌を促します。

これだけ見ると(クロミッドでいいのでは)と思うかもしれませんが、フェマーラにはクロミッドにはない利点があります。

 

・双子のリスクがクロミッドよりは少ない(※可能性が下がるだけでゼロではない)

・子宮内膜が薄くならない ・子宮頸管粘液が減らない(=精子が子宮に入りやすくなり、妊娠しやすい環境を整える)

・消失半減期が短く、過剰に卵胞を育てない

 

クロミッドは消失半減期が長いため卵胞がいくつも育ってしまうことがあり、双子のリスクが上がります。

フェマーラは速やかに体から抜けていくので主席卵胞(いちばんよく成長した卵胞で、一般的にこれが卵子を放出する)だけ育ちやすくなります。

 

さらにクロミッドの難点だった子宮内膜を薄くしたり粘液を減らす作用がありません。

子宮内膜の厚みは妊娠率にも関わるので温存したいところです。

 

ちなみに2017年現在、排卵誘発でフェマーラを使うことは保険適用されていません。

実費になるので薬代の分だけ治療費が高くなります。1周期数千円ほどですが領収書を見てビックリするかもしれません。

 

▼もっと詳しく知りたいときはこちらの記事をクリック▼ 

クロミッドを服用すると子宮内膜が薄くなる!原因と対策

 

気をつけたいフェマーラの副作用

 

フェマーラにもクロミッド同様の副作用があります。

頭痛や吐き気、気分の落ち込み、関節痛、眠気、皮膚の湿疹、むくみなど様々な症状を引き起こします。

 

個人差はありますがクロミッドよりフェマーラのほうが副作用が強かった、という声も。

元はがんの治療薬という偏見があるせいかもしれませんが、それなりの副作用は出ることがあります。

 

さらに血栓症を若干起こしやすくするリスクがあります。

フェマーラを服用中はできるだけ水分をしっかり摂取して血液が濃くならないように心がけましょう。納豆など血液をサラサラにする食品を食べるのも良いでしょう。

 

クロミッドが効かない時はステップアップも・・・注射などで強い排卵を促します

 

クロミッドが効かない場合は次の治療もありますが、内容は様々です。

 

もしPCOSの場合はクロミッドにメトホルミンを加えて血糖値管理をすると排卵誘発される可能性があります。

ぜひ生活全般を見直して食事+適度な運動で適正体重までダイエットをしましょう。

 

PCOSは卵胞の数が多すぎて選定がしにくい状態なので、クロミッドを使っても卵胞の育ちが悪い傾向があります。

ほかの事情でクロミッドが効かない時はクロミッドからステップアップします。

 

注射で女性ホルモンを注入するHMG注射などで強力に排卵を促します。これは卵巣の中の卵子予備軍が極端に少ない場合でも有効です。

長い間無排卵が続くとクロミッドの刺激では効かないこともままあります。その場合でも注射は非常に有効な治療法です。

 

ただし注射は毎日打たないといけません。毎日病院に通うか自己注射する必用があります。

しかもOHSSのリスクが非常に高く、綿密に計算した上で薬の量を調整しないといけません。

 

クロミッドに比べると難しい治療法でリスクもあります。

しかしこれで無事に排卵が復活し妊娠出産に至る例はたくさんあります。大変ですがチャレンジする価値はあるでしょう。

 

注射での排卵誘発は薬の選択と調整がカギなので、ある程度実績のある不妊治療の病院で行うことをお勧めします。

 

効き過ぎも問題!クロミッドが効きすぎたときはどうするの?

 

クロミッドだけではないですが、どんな薬も効かないのは問題ですが効き過ぎはもっと問題です。

 

効き過ぎると副作用のリスクが上がり危険度が上がるからです。

クロミッドが効き過ぎて目がチカチカする、または腹痛がひどい場合はすぐに病院に連絡しましょう。

 

内診で卵巣の腫れ具合を確認した上で服薬中止か治療方針が変わる可能性があります。クロミッドはほかの排卵誘発治療に比べると安全な薬ですが、薬なのでリスクはあります。

クロミッドが効き過ぎて辛いと感じるのは、おそらく副作用が強く感じるときでしょう。

 

ある程度の頭痛吐き気は乗り越えていくほうが良いですが、視界の異常と耐え難い腹痛は危険なサインです。我慢せずにすぐに医師に相談して下さい。

 

▼もっと詳しく知りたいときはこちらの記事をクリック▼ 

クロミッドの副作用【5つのパターン別まとめ】この症状は副作用?